- ペットヘアカット
ペット用バリカンのおすすめの活用方法と注意点
2019/01/22
ペットにかかる費用として、意外とかさむのがサロン代。ペットをこまめにサロンに連れて行く時間がないという人もいるでしょう。自宅でも簡単にペットの毛を処理するためにおすすめなのがバリカンです。
バリカンを使えばサロン代を節約できるうえ、ペットが病気やケガでサロンに行けないときにも自宅で毛を処理してあげられますね。とくに、トリミングが必要な犬は毛玉ができやすく、できるだけこまめに毛玉を処理してあげたいという人も多いのではないでしょうか。
バリカンなら毛玉の処理も安全で簡単。
ペット用バリカンを使うときの活用方法や注意点を紹介します。
■ペット用バリカンを使う前に
・まずは部分カットから
いきなりの全身カットは大変です。慣れるためにも足などパーツを絞ってカットしてみましょう。
これは飼い主がカットになれるとともに、ペットに慣れてもらう意味もあります。
・手順を書き出すか、お手本を手元に置いておく
カットが始まると、カット方法やカット動画をチェックすることができません。
事前に手順をよく確認してわかりやすくまとめたものを手元に置いておきましょう。
・バリカンは扱いやすさで選ぶ
バリカンを選ぶときアタッチメントや付属品とともに大きさをチェックしてください。
重くて持ちにくいバリカンはカット中に落とすこともあり、手も疲れます。
カット初心者の人はコードレスを選ぶと扱いやすくて便利です。
■ペット用バリカンの使い方
いよいよペットの毛を処理していきましょう。
ペット用バリカンは力を入れすぎず、軽く握るように持ってください。
バリカンは肌と水平になるように刃を当てます。
カットしているうちに短くカットしようとして直角に当ててしまいそうになりますが、あくまでも肌に沿うように平行に動かします。
底を浮かせて刃の部分を押し当てると、皮膚を切る恐れがあるので注意してください。
・顔 首回り
顔の毛を処理する時は目や口元に注意しながら行います。
バリカンを持っていない手で、顔の皮膚を伸ばすようにしてゆっくりカットしましょう。
首は胸元からカットし始めて口まで登るように処理します。
喉あたりは皮膚を伸ばすようにして、毛を処理しましょう。
・身体
身体の毛を一気に刈ろうとすると、上手に処理できません。
バリカンを小刻みに動かしながら処理するのがコツです。切れにくくなったと感じたら、バリカンに詰まった毛を取り除きましょう。
カット中はペットも疲れてしまうので、休憩やおやつを挟んであげてください。
・足裏
肉球は凸凹していて毛の処理にも気を使います。
肉球の表面にバリカンを添わせて毛を処理した後、バリカンの刃を立てて肉球の間の毛を処理します。
うっかりケガしてしまうと、膿んだり炎症を起こしたりというトラブルにもつながるので慎重に行いましょう。
■ペット用バリカンを使うときの注意点
ペットはかけがえのない家族です。毛を処理する時にも事故や失敗がないように細心の注意を払いましょう。
・扱いは慎重に
安全に見えるバリカンですが、ハサミやかみそり同様に扱いには注意が必要です。とくに犬の足先やおしりまわりはデリケート。刈りすぎると出血することもあるので慎重に毛を処理しましょう。
・バリカンは清潔に
ペット用のバリカンは汚れやすいので使うたびにきれいに洗って清潔にしてください。刃を丸洗いできるものがお手入れしやすくておすすめです。きちんとお手入れをしないと毛詰まりや刃のさびによって毛をカットしにくくなり、事故の元になります。付属ブラシを使って入念に掃除するとともに、切れ味を保つために注油も欠かさないようにしましょう。
コツをつかめば、サロンに行かなくても自分でペットの毛を整えることができます。
サロン代の節約になるほか、慣れないサロンでペットにストレスを与える心配もありません。もちろん取り扱いには細心の注意が必要ですが、休憩もはさみながらゆっくり進めていきましょう。